LINE NFTって実際どうなの?
私の知る限り、今は試行錯誤中のようです。
Twitterで情報発信している ハダシ です。
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今回は1年間利用して分かったLINE NFTの現状を解説します。
結論
- LINE NFTの商品ラインナップは充実している
- LINE NFTのウォレット数は多いがアクティブユーザーは少ない
- 日本でのNFT普及まだこれからなので今後に期待
以下、詳細です。
1年利用して分かったLINE NFTの現状
充実のNFTラインナップ
LINE NFTのラインナップはかなり充実しています。
アイドル(ももクロなど)、ミュージャン(TM networkなど)、アニメ(パンダコパンダ、タツノコプロ作品など)、LINEスタンプなど様々な大型IPのNFTを多数展開しています。
ウォレット数は100万を突破
LINE Blockchainのウォレット数は100万を突破しています(22年2月時点)。
NFTがまだ世間に浸透していない中でこれは大きな数字です。

アクティブユーザーは少ない
一方でアクティブユーザーはあまり多くない印象です。
資産性ミリオンアーサー
私が購入している『資産性ミリオンアーサー』のオープンテスト参加者は大体1000人前後でした。
※1人に複数個配布されたNFTタグの使用数が1731
スクエアエニックスが開発し、21年10月から1年以上継続してNFTが販売されている割には1000人という参加者は少なく感じます。
【2023/05 追記】
2023年4月に資産性ミリオンアーサーのゲームコンテンツが開始しました。
NFTデジタルシール『資産性ミリオンアーサー』 2023年4月20日(木)から ゲームコンテンツのサービス開始!
ゲーム開始以降Twitterでもミリアサについてのツイートが増え、NFTシールの価格も上がるなど徐々に盛り上がりを見せているので今後も要チェックです。
PLAYBACK 9(横浜DeNAベイスターズのNFT)
横浜DeNAベイスターズがLINE NFTで販売している『PLAYBACK 9』も売行は厳しいようです。

23年1月のラインナップでは500円~3000円のNFT対して購入申し込み数は1桁にとどまっています(限定数は20~100個)。
【PLAYBACK 9様の販売画面より引用】


こちらも1年以上継続して販売されており、LINEのユーザー数とベイスターズのファン数を考えるとなぜここまで購入者が少ないのか不思議です。
『PLAYBACK 9』は私が人生で初めて購入したNFTなので今後も陰ながら応援していきます!
【追記】CNP Toys(CryptoNinja PartnersのフィギュアNFT)
CNP ToysはCryptoNinja PartnersのフィギュアNFTです。
CNP Toysは23年1月21日にLINE NFTで販売され、発売から4分で完売しました。

2次流通市場でも活発に取引されており、今後LINE NFTの人気コンテンツになっていくかも知れません。
CNP Toysの詳細についてはこちらブログで分かりやすく解説されていたので引用させて頂きますm(__)m
私が見逃しているLINE NFTの人気タイトルがあればTwitterのコメントで教えて下さい。
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LINE NFTのアクティブユーザーが伸び悩む理由
LINEの仮想通貨の現在価値は最高値の5分の1
LINEの仮想通貨LINKのチャートです。
【COINPOST様サイトより引用】

最高値は1LINK=31000円台で現在(23年1月)は1LINK=6000円台です。
仮想通貨市場全体が冷え込んでいることもあり最高値の5分の1まで下がっています。

22年12月には1LINK=3000円台(最高値の10分の1)まで下がりました。

LINKの価値下落に伴い、LINKで購入したNFTの価値も下落しています。
LINE NFTでNFTを買っていた人の多くが含み損を抱えており、2次流通マーケットもあまり元気がありません。
LINKはLINEの仮想通貨だからといって価格が安定している訳ではありません。
購入をご検討中の方はその点の考慮に入れてご判断下さい。
サービス終了の不安がある
LINE BlockchainはLINEが集中管理するプライベートチェーンです。
ビットコインやイーサリアムのように管理者のいないパブリックチェーンは特定の人の意見でエコシステムがなくなることはありません。
しかし、LINE BlockchainはLINEが撤退すればNFTごとなくなる可能性があります。
web2.0からweb3.0への変化が「権力の集中→分散」だとするとLINE Blockchainは微妙な立ち位置にあると言えます。
LINE NFTの今後に期待する理由
現状、大人気という訳ではありませんが私はLINE NFTの今後に期待しています。
日本でのNFT普及はまだこれから
日本では仮想通貨の保有率は低く、NFTの保有率はさらに低いです。

22年12月の調査では日本でのNFTの保有率は3.2%でした。
LINE Blockchainのウォレット数が多いのは、NFT無償配布キャンペーンやLINKリワードなどでNFT付与を受けたウォレットも含まれている為です。
実際に入金してNFT購入している数はそれよりかなり少ないと思われます。
NFTの認知度が高まり「自分も持ちたい!」という人が増えたきた時にはLINE NFTも活気づいてくるでしょう。
STEPN・Agletと開発覚書を締結
LINE NFTはSTEPNやAgletといったNFTゲームの開発会社と日本語ローカライズ版の開発覚書を締結しています。


どちらも一時期海外版が日本で人気だったNFTゲームなので、LINE経由で手軽に始められるようになればユーザー層の拡大が期待できます。
現在(23年1月)仮想通貨市場は冷え込んでいますが、次のブームのタイミングでLINE版のSTEPNやAgletがLINE NFTの人気の起爆剤になるかもしれません。
LINEによる『日本語版Aglet』についてまとめた記事↓

まとめ
今回は1年間利用して分かったLINE NFTの現状をまとめました。
とにかく、今後に期待ですね(^^)/
引き続きLINE NFTをウォッチしていきます。

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